全36件
| 発表年 | 著者名 | タイトル | 試験対象 | 研究目的 | 結論 | リンク | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2005 | Aura AM | In vitro metabolism of anthocyanins by human gut microflora. | in vitro | アントシアニン配糖体の糖部分の脱離が、アグリコンが分解したことによるものか、さらに腸内細菌による小さなフェノール性化合物によるものか、またその代謝物の性状解析。 | 細菌のアントシアニン代謝が、グリコシド結合が切れ、アントシアニンの複素環の崩壊に関係している可能性がある。 | ||
| 2009 | Burdulis D | Comparative study of anthocyanin composition antimicrobial and antioxidant activity in bilberry ( Vaccinium myrtillus L ) and blueberry ( Vaccinium corymbosum L) fruits | in vitro | アントシアニン成分についての比較、抗菌性・抗酸化活性、ビルベリーとブルーベリーについて、またその果実部分と表皮との比較。 | ビルベリー果実の表皮は強い抗酸化活性を持っている。 | ||
| 2010 | Forester SC， | Gut metabolites of anthocyanins，gallic acid，3-O-methylgallic acid，and 2，4，6-trihydroxybenzaldehyde，inhibit cell proliferation of Caco-2 cells. | in vitro | ブドウのアントシアニンエキスを用い、腸内細菌の代謝物について、Caco-2と共培養した。細胞周期に対する影響と、24時間における細胞毒性、アポトーシスの誘導に関して検討を行った。 | これらの結果から、アントシアニンの腸内細菌による代謝物である没食子酸と3-O-メチル-没食子酸、2，4，6-トリヒドロキシベンズアルデヒドはアントシアニンそのもの以上にCaco-2の細胞増殖を阻害した。また消化管内においてこのような物質が生成することにより、大腸がんの予防に役立っている可能性がある。、 | ||
| 2004 | Chatterjee A | Inhibition of Helicobacter pylori in vitro by various berry extracts with enhanced susceptibility to clarithromycin | in vitro | ベリーエキスのピロリ菌に対する効果の検討。 | ベリーエキスはヘリコバクター・ピロリ菌の増殖を阻害、またクラリスロマイシンの感受性を促進した。 | ||
| 2008 | Chen J | Expression profiling of genes targeted by bilberry (Vaccinium myrtillus) in macrophages through DNA array | in vitro | ビルベリ―処理による抗炎症機能の検討、及び遺伝子の変動プロファイルをDNAマイクロアレイを用いて検討 | ビルベリーエキス処理による抗炎症作用に対する効果についての分子的基礎的な情報が得られた。 | ||
| 2009 | Kay CD， | The bioactivity of dietary anthocyanins is likely to be mediated by their degradation products. | in vitro | In vitroにおけるアントシアニン類の生物活性のメカニズムを調べるため、腸上皮細胞培養細胞（Caco-2）を用いて実験を行った。 | これらの結果から、腸内のアントシアニン代謝物と自身の分解産物との結合は意味ある割合でおこる。将来的には、アントシアニンの生物学的活性は、フェノール酸、分解によるアルデヒドなど、代謝物によるものであると示されるだろう。 |
