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▶ 2000年以降

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発表年 著者名 タイトル 試験対象 研究目的 結論 リンク  
2013 Valenti L Dietary anthocyanins as nutritional therapy for nonalcoholic fatty liver disease. 細胞、動物、ヒト 過剰な肝臓への脂質の蓄積による非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は脂肪性肝炎、肝硬変、肝細胞がんをもたらす。アントシアニンは、肝臓の脂質の蓄積を減少させ、抗酸化、肝臓の炎症を抑えるなどの報告がされているが、NAFLDへの影響はまだ十分に明らかになっていない。ここでは、in vitro、in vivo、ヒト試験の異なる実験設定における、肝臓の脂質代謝に対するアントシアニンの作用機序に関する評価をまとめる。 アントシアニンのNAFLDによる肝細胞障害進行は、以下3つの独立した影響によって防止される。・Srebplcの減少による脂質生成の抑制・PPARα活性誘発による脂肪分解の促進・酸化ストレスの減少これらのデータから、アントシアニンが豊富な食品はNAFLD、そしてその合併症を防止する、有望な食品だと思われる。さらなる研究として、分子メカニズムを明らかにすることと、単一化合物とエキスの特異的効果を、in vitro、in vivoをにて試験することが必要とされている。無作為化対照試験は、食品の、非アルコール性脂肪性肝炎患者の肝障害進行の組織学的なダメージ、または非侵襲性バイオマーカーの試験として認可されている。

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2012 Giordano L Four-week ingestion of blood orange juice results in measurable anthocyanin urinary levels but does not affect cellular markers related to cardiovascular risk: a randomized cross-over study in healthy volunteers. ヒト ブラッドオレンジジュースを1カ月間毎日摂取したときの、アントシアニン(ACN)の吸収と、それにおける血小板、白血球の活性化、相互作用に関する、細胞マーカーの潜在的影響を調べた。 健康なボランティアに対し、ブラッドオレンジジュース1L/日のサプリメンテーションを4週間行った結果、到達した血漿中のアントシアニン濃度のレベルでは、血小板、白血球の活性化、相互作用を示す細胞マーカーの有意な発現に対して十分ではなかった。

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2012 Paik SS Anthocyanins from the seed coat of black soybean reduce retinal degeneration induced by N-methyl-N-nitrosourea. ラット 網膜変性(RD)の動物モデルを用いた黒大豆の種皮から抽出したアントシアニンの効果を調査 黒大豆のアントシアニン抽出物はMNU誘導性の網膜障害から神経を保護する働きがあることが示され、modulate RDの患者に対するサプリメントとしての有用性が示された。

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2012 Ohguro H Two-Year Randomized,Placebo-Controlled Study of Black Currant Anthocyanins on Visual Field in Glaucoma. ヒト 進行性解放隅角緑内障(OAG)に対するブラックカラントアントシアニン(BCACs)影響を試験。 これらの結果から、BCACsの経口摂取は安全であり、緑内障に対する治療を受けているOAGの患者にとって期待できるサプリメントとなる可能性がある。

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2012 Sin HP Lifestyle modification,nutritional and vitamins supplements for age-related macular degeneration. ヒト ライフスタイルの変化、食事、栄養・加齢性網膜変性症の発症、及び悪化を遅らせるビタミンサプリメントに関連した既存の研究を基にシステマティックレビューを行った。 AMDの進行を抑えるために禁煙は重要である。また第一予防法として習慣的に栄養剤又はビタミンサプリメントを摂取することは、あまり推奨されない。しかしながら、AMDの中間リスク、もしくは進行AMDと記述された患者にとって、AREDS-typeのビタミンサプリメントの摂取は推奨される。

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2012 Tanaka J Purple rice (Oryza sativa L.) extract and its constituents inhibit VEGF-induced angiogenesis. in vitro 本研究では、紫米(Oryza sativa L.)の米ぬかエキス(PRE)とその成分であるシアニジンとペオニジンの血管内皮増殖因子(VEGF)により誘導される血管新生に対する保護効果を評価した。 これらの結果から、PRE及びアントシアニジン類は、増殖と凝集を阻害することによってVEGF誘導性血管新生を抑制した。また、ERK及びp38のリン酸化の阻害はこのメカニズムに関係があるかもしれない。

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