全60件
発表年 | 著者名 | タイトル | 試験対象 | 研究目的 | 結論 | リンク | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2013 | Valenti L | Dietary anthocyanins as nutritional therapy for nonalcoholic fatty liver disease. | 細胞、動物、ヒト | 過剰な肝臓への脂質の蓄積による非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は脂肪性肝炎、肝硬変、肝細胞がんをもたらす。アントシアニンは、肝臓の脂質の蓄積を減少させ、抗酸化、肝臓の炎症を抑えるなどの報告がされているが、NAFLDへの影響はまだ十分に明らかになっていない。ここでは、in vitro、in vivo、ヒト試験の異なる実験設定における、肝臓の脂質代謝に対するアントシアニンの作用機序に関する評価をまとめる。 | アントシアニンのNAFLDによる肝細胞障害進行は、以下3つの独立した影響によって防止される。・Srebplcの減少による脂質生成の抑制・PPARα活性誘発による脂肪分解の促進・酸化ストレスの減少これらのデータから、アントシアニンが豊富な食品はNAFLD、そしてその合併症を防止する、有望な食品だと思われる。さらなる研究として、分子メカニズムを明らかにすることと、単一化合物とエキスの特異的効果を、in vitro、in vivoをにて試験することが必要とされている。無作為化対照試験は、食品の、非アルコール性脂肪性肝炎患者の肝障害進行の組織学的なダメージ、または非侵襲性バイオマーカーの試験として認可されている。 | ||
2012 | Paik SS | Anthocyanins from the seed coat of black soybean reduce retinal degeneration induced by N-methyl-N-nitrosourea. | ラット | 網膜変性(RD)の動物モデルを用いた黒大豆の種皮から抽出したアントシアニンの効果を調査 | 黒大豆のアントシアニン抽出物はMNU誘導性の網膜障害から神経を保護する働きがあることが示され、modulate RDの患者に対するサプリメントとしての有用性が示された。 | ||
2011 | Peng CH | Mulberry water extracts possess an anti-obesity effect and ability to inhibit hepatic lipogenesis and promote lipolysis. | 動物 | 6週齢のオスのハムスターを用いて、マルベリーの水抽出物(MWEs)の抗肥満効果を検討した。 | MWEsは体重の減少、血清および肝臓の脂質の減少に有効である。 | ||
2011 | Qiu J, | Absorption of 6-O-caffeoylsophorose and its metabolites in Sprague-Dawley rats detected by electrochemical detector-high-performance liquid chromatography and electrospray ionization-time-of-flight-mass spectrometry methods. | ラット | ムラサキイモを発酵させた紅酢中のアシル化アントシアニン、6-O-caffeoylsophorose (CS)について解析した。 | 結果として、CSWsはインタクトの形のままラット血液中に吸収され、部分的に分解され、コーヒー酸やフェルラ酸になり、またはグルクロニで―ション、メチレーション、硫酸付加などによって代謝される。 | ||
2011 | Liu Y | Identification of anthocyanin components of wild Chinese blueberries and amelioration of light-induced retinal damage in pigmented rabbit using whole berries. | in vivo | ブルーベリーによるヒトの視覚の改善効果について調べた。 | 本研究はブルーベリーの生物活性によるヒトの視覚におけるサポートデータの一つである。 | ||
2011 | Miyake S | Vision preservation during retinal inflammation by anthocyanin-rich bilberry extract: cellular and molecular mechanism. | マウス | ビルベリー抽出物が炎症による視機能の低下を抑制できるのか、さらにその抑制メカニズムについて電気生理学・分子生物学的アプローチによる解明を試みた。 | アントシアニンを多量に含むビルベリー抽出物には、網膜の炎症や活性酸素の発生を抑制することによる視機能保護作用があることが示唆された。 |