全61件
発表年 | 著者名 | タイトル | 試験対象 | 研究目的 | 結論 | リンク | |
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2013 | Valenti L | Dietary anthocyanins as nutritional therapy for nonalcoholic fatty liver disease. | 細胞、動物、ヒト | 過剰な肝臓への脂質の蓄積による非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は脂肪性肝炎、肝硬変、肝細胞がんをもたらす。アントシアニンは、肝臓の脂質の蓄積を減少させ、抗酸化、肝臓の炎症を抑えるなどの報告がされているが、NAFLDへの影響はまだ十分に明らかになっていない。ここでは、in vitro、in vivo、ヒト試験の異なる実験設定における、肝臓の脂質代謝に対するアントシアニンの作用機序に関する評価をまとめる。 | アントシアニンのNAFLDによる肝細胞障害進行は、以下3つの独立した影響によって防止される。・Srebplcの減少による脂質生成の抑制・PPARα活性誘発による脂肪分解の促進・酸化ストレスの減少これらのデータから、アントシアニンが豊富な食品はNAFLD、そしてその合併症を防止する、有望な食品だと思われる。さらなる研究として、分子メカニズムを明らかにすることと、単一化合物とエキスの特異的効果を、in vitro、in vivoをにて試験することが必要とされている。無作為化対照試験は、食品の、非アルコール性脂肪性肝炎患者の肝障害進行の組織学的なダメージ、または非侵襲性バイオマーカーの試験として認可されている。 | ||
2012 | Giordano L | Four-week ingestion of blood orange juice results in measurable anthocyanin urinary levels but does not affect cellular markers related to cardiovascular risk: a randomized cross-over study in healthy volunteers. | ヒト | ブラッドオレンジジュースを1カ月間毎日摂取したときの、アントシアニン(ACN)の吸収と、それにおける血小板、白血球の活性化、相互作用に関する、細胞マーカーの潜在的影響を調べた。 | 健康なボランティアに対し、ブラッドオレンジジュース1L/日のサプリメンテーションを4週間行った結果、到達した血漿中のアントシアニン濃度のレベルでは、血小板、白血球の活性化、相互作用を示す細胞マーカーの有意な発現に対して十分ではなかった。 | ||
2012 | Ohguro H | Two-Year Randomized,Placebo-Controlled Study of Black Currant Anthocyanins on Visual Field in Glaucoma. | ヒト | 進行性解放隅角緑内障(OAG)に対するブラックカラントアントシアニン(BCACs)影響を試験。 | これらの結果から、BCACsの経口摂取は安全であり、緑内障に対する治療を受けているOAGの患者にとって期待できるサプリメントとなる可能性がある。 | ||
2012 | Sin HP | Lifestyle modification,nutritional and vitamins supplements for age-related macular degeneration. | ヒト | ライフスタイルの変化、食事、栄養・加齢性網膜変性症の発症、及び悪化を遅らせるビタミンサプリメントに関連した既存の研究を基にシステマティックレビューを行った。 | AMDの進行を抑えるために禁煙は重要である。また第一予防法として習慣的に栄養剤又はビタミンサプリメントを摂取することは、あまり推奨されない。しかしながら、AMDの中間リスク、もしくは進行AMDと記述された患者にとって、AREDS-typeのビタミンサプリメントの摂取は推奨される。 | ||
2012 | Thomas Eidenberger | Comparative human in vitro and in vivo bioavailability investigation of bilberry anthocyanins in different complex ligands with different copigmentation status | in vitro、ヒト | アントシアニン薬物評価、生物学的同等性試験をin vitroとin vivoで行った。アントシアニン純度を高めたビルベリー抽出物を用いて、RCT(n=12)反復投与を行い、抽出物に含有されるアントシアニンがコピグメントされた状態、コピグメントを解除した状態の2群に割り付けて、アントシアニン血中濃度を対比した。 | 同等純度、同等摂取量のアントシアニンの摂取でもコピグメントが管理された製剤を摂取した場合において有意にアントシアニン血中濃度が上昇することが観察された。まとめると、アントシアニンの吸収は、in vitroとin vivoのどちらでもコピグメント効果と相関があった。強いコピグメント効果が見られたビルベリーアントシアニン抽出物では、可視スペクトルで変化が見られ、生理学的な安定性の向上も観察されたので、コピグメントの正確なメカニズムの知見が得られるであろうビルベリーアントシアニン抽出物の詳しい組成が注目を浴びるだろう。 | ||
2011 | Jin Y | A randomised trial to investigate the effects of acute consumption of a blackcurrant juice drink on markers of vascular reactivity and bioavailability of anthocyanins in human subjects. | ヒト | 本研究ではアントシアニンのバイオアベイラビリティと20%ブラックカラントジュースドリンクの血管に対する反応性、血漿中の抗酸化ステータス、その他心臓血管病に関するリスクマーカーにたいする影響を調べた。 | ジュースでの摂取は血管の反応性に対して有意な影響を与えない。アントシアニンは尿中に低濃度で存在し、細菌によるフラボノイド代謝物はジュースを消費した後の血清中で検出された。 |